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INTERVIEW
ベンチャー企業の成長請負人、山口豪志さんと一年間の振り返りをしてみた
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今年もまもなく終わり。来年をさらなる飛躍の年にするべく、まずは「一年の振り返り」が欠かせません。

その振り返りの方法として、『”未来を変える” プロジェクト』編集部がお勧めしているのがFacebookで1.7万いいねと大反響をいただいた「4人1組での振り返り」です。

振り返り会の構造
  • 4人1組
  • 1人が60分ずつ自分の1年を振り返り、4人で合計4時間
  • 自分が振り返りの当事者であるときは、簡単に1年の概略を説明
  • 残りの3人はその内容に対して質問や投げかけを行う

編集部では、この「4人1組での振り返り」をビジネスの第一線で活躍されている方々を交えて実施。実施後に振り返りの効果、またそれを最大化するためのティップスをアンケート形式で伺いました。

今回は、クックパッドで広告マーケティング事業のトップセールスとしてIPOに貢献し、ランサーズでは3人目の社員としてビジネス開発部長などを歴任、現在は自身の会社でベンチャー企業の支援に取り組む山口豪志さんです。

山口豪志さん

ー振り返り会に参加して、予想どおりだったこと・予想外だったことを教えてください。

はじめて参加したときの印象は衝撃的でしたね。予想どおりだったのは、他者視点で自分の経験したことに対する関心ゴトや情報がそれぞれつながって整理できること。さらに、人に話すことによって1年の情報を棚卸しすることで「あれもやったな、これはこうできればよかったな」と確認と再認識ができること。

予想外だったのは、一緒に参加する人それぞれの視点から多様なフィードバックが得られるということ。初対面の方とご一緒するので、人によって指摘される点や感想が多様で、その人のバックグランドによって同じ体験・経験であっても異なるフィードバックをもらえることが新鮮で面白かったです。

ー一年の振り返りを実施したことで、どのような影響や変化がありましたか?

4人1組で振り返りをすることによる一番の影響は、振り返り会によってあらためて1年単位での自分の行動指針と、翌年に向けての仕掛けを確認できることです。さらに、振り返りを通じて普段以上にチームの仲間との情報交換ができ、より活発に活動するための場作りにもなったのではと感じています。

ー振り返り会をより楽しむために、事前にできる準備ののポイントがあれば教えてください。

自分の1年間の行動を棚卸しするのはもちろんのこと、それぞれの行動の関連性、それぞれの意思決定をなぜ自分が下していったのかを表す背景情報も含めてメモに残していたり、思い出すことができたりすると、より議論が活発化されて質の高い振り返りができると思います。

また、少しトリッキーではありますが、振り返り会の場に会社の同僚やある程度仕事上の関係でお互いが発する情報を分かり合えている人がいれば、他部署の人などとより親密になれるので、イベント後の二次会会場も押さえておくというのが地味に必要なことかもしれません。

ー当日、ご自分の振り返りを行う場面で、特に気をつけたほうがいいこと、ポイントだと感じた点を教えてください。

事実をまず伝えること、あまり情報を増やしすぎて盛り盛りにすると聞き手側が想像する余地がなくなってしまいます。ある程度、質問に対する応答の中で自分の情報を提供することを重視すると、結果として高い満足度を得やすくなると思います。

ー他の方の振り返りを聞く側にまわった際に気をつけたことはありますか?

相手に興味を持つこと。自分の関心のある事象や背景、またその後の展開については、できる範囲で知見やネットワークを提供してあげてもよいでしょう。

ー自他問わず、記憶に残っているグッときた質問を教えてください。

発表者に「この1年の満足点は何点ですか?」「その理由は?」という投げかけをすると、ある程度まとまった考えやどういうところを自ら評価しているのかが分かりやすくなり、便利だなと思います。

ー振り返り会が終わったあと、やっておくとよいことがあれば教えてください。

あらためて自分の1年の振り返りはかならずやっておいたほうがいいですね。これが2年分以上たまってくると、自分の思考や関心ゴト、そしてその変遷が分かるので面白いと思います。

ー次に振り返りを実施するとしたら、誰と実施してみたいですか?

20代前半の学生起業家層、40代前半のベンチャー関係者、50歳以上の起業家支援者とご一緒したいです。具体的な個人名を出すと、加茂さん(POL代表)、鈴木さん(スタディスト代表)、和波さん(リーンスタートアップジャパン代表)と4人でやると相当盛り上がりそうだなと。

加茂さんは新進気鋭のベンチャー起業家で、理系学生に新卒での就職先の選択肢を提供するという今の時代に合った事業に取り組み、実際にすばらしい飛躍を遂げられた方。

鈴木さんはスタディスト社の「Teachme Biz」がすでに大手企業に導入されるなど急成長の実績を挙げられており、今年は非常に転換点かつ興味深い1年だったと思うので、ぜひその成功事例について詳しく伺いたいです。

和波さんは『ビジネスモデル症候群』という書籍を出されて、私もイベントで対談しましたがとっても変化の多い一年だったようですし、書籍をまとめるプロセスでいろんなベンチャー起業家育成とスポーツ界の話をリンクさせていて面白かったからです。

この3人と私で振り返り会ができれば、相互に気づきや学びが多く、結果として全員がすごく楽しめるだろうなと思います。

PROFILE

株式会社54 代表取締役 山口豪志
山口豪志
株式会社54 代表取締役
2006年クックパッド株式会社入社。2009年広告マーケティング事業で同社IPOにトップセールスにて貢献。2012年ランサーズ株式会社に3人目の社員として参画、ビジネス開発部長、社長室広報を歴任。2015年に株式会社54を創業。2017年にプロトスター株式会社に参画。著書に『0 to 100 会社を育てる戦略地図』(ポプラ社)

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40人のビジネスパーソンが絶賛した「1年の振り返り方」完全マニュアル
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[編集・構成] “未来を変える”プロジェクト 編集部

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