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INTERVIEW
大企業、富士通で「好き」を仕事に変えた二人に聞く「最高のキャリア作り」
INTERVIEW

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BOOK MARK

「会社で好きなことを仕事にする」・・・時に配属希望が通らないこともある中、難しいと諦めている人が多いのではないでしょうか。しかし、それを「富士通」という大組織で実現している人たちがいます。

GoogleやNASAも導入する、会議の議事録をリアルタイムで「絵」に描き起こす「グラフィックレコーディング」。それを富士通の正式なサービスとして企業の研修や重要な会議の場で提供するチームを結成した、デザイナーのタムラカイさんと小針美紀さんです。

お二人とも、グラフィックレコーディングは好奇心から「個人的に」始めたこと。その活動が「ビジネスになる」と社内で認められ、ついには「仕事」になったそう。実際、ユニリーバなど大手企業のシンポジウムなどで今引っ張りだこなのです。

大企業に所属しながら、自分の「好きなこと」で仕事をゼロから作る秘訣とはーー。タムラさんと小針さんの対談を通じて、探ります。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ、富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀

PROFILE

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ
タムラカイ
富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ
写真右。美術系大学を卒業後、デザイナーとして富士通に勤める傍ら、描いて考え伝えるためのラクガキ講座「ハッピーラクガキライフ」を個人で開催。新規事業担当者などの間で話題となっているメソッド「エモグラフィ」を開発、研修としてさまざまな企業への導入実績がある他、ファシリテーションユニット「FC POP」として企業イベントのプロデュースなども行う
富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀
小針美紀
富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト
写真左。システムエンジニアとしてアプリ開発・設計を経験したのち、企業内人材/組織開発に従事。新人研修で導入した参加型リーダーシップトレーニングにて、対話と想いの見える化・その場のあり方に共鳴し、自分もペンを持ち始める。「より学びが促進され、想いが伝えあえるグラフィックと、問いのあり方」を探求しながら、ペンと紙を持って活動している

考えがどんどん絵になっていく「グラレコ」のチカラ

—お二人の肩書きである「グラフィックカタリスト」とはどういう役割なのでしょうか。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ、富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀

タムラカイさん(以下、タムカイ) 僕らの役割はその場によって大きく3つあるのですが、まずワークショップや会議などで参加者の意見やアイデアをリアルタイムに描き起こし、記録として残していくのが「グラフィックレコーディング(以下、グラレコ)」。

グラレコを行いながら、参加者の発言を促して、その場のファシリテートも行う「グラフィックファシリテーション」。そして、自分たちが描くだけでなくもっと多くの人に描いてほしいという想いから、僕が独自に開発した「エモグラフィ」というメソッドを使ったワークショップを開催しています。

それで、「グラフィックレコーダー」という名前だと「記録するだけの人」みたいだから、なにか別の呼び方がないか考えていたんですけど、「グラフィックカタリスト」という名前を使ったら、まわりから評判が良くて。

小針美紀さん(以下、小針) 自分のことをなんて呼ぶか、私も悩んでいたんです。記録するだけじゃなく、つながり合うことも表現できたらいいのにと思っていたので、「めっちゃいい!」と。カタリスト=触媒という意味合いがまさに意図するところです。

私たちが結成したチーム「グラフィックカタリスト・ビオトープ」では、「かいてつたえる、かいてはぐくむ」をコンセプトにしているのですが、一人ひとりのアイデアや発言を「見える化」することで、創造的なつながりが育まれていくといいなぁと考えています。

—グラレコが必要とされるのは、どのような場なのでしょうか。

小針 チームでビジョンを共有したり、重要な意思決定をしたりするために、一人ひとりの考えを表出することが求められている場では、特に有効だと思います。

議事録だと決定事項や声の大きい人の意見のみ残って、途中経過や一人ひとりが伝えたことはおざりにされることも。グラレコを描くと後から「自分が伝えたことを受け取ってもらえた、この場で話していいんだと思った」と言われることが多く、その場において響く声を増やしていくことができるなと思っています。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ、富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀

タムカイ グラレコって、描く人もある意味主観で描いているので、そのために心を開いて考えているんですよ。だから、三人描けば、それぞれ違う絵になります。それが解釈の違いとなって、多様な見方につながる。あと、なんといっても参加者のみなさんがとてもよろこんでくれますね。

—なぜ今、グラレコが注目されているのでしょうか。

小針 インターネットによって、人とつながることは容易になってきたと思うんですけど、やはり心を開けるほど深いつながりになるのは難しいですよね。それを促す一手段として、グラレコが響いたところはあったのかなと思います。

タムカイ 僕はまた別の見方があると思っていて、「手書き」ってデジタルなモニター上の文字と違って、いい意味である種ノイズが混じっていると思うんですよ。「あ」という文字一つとっても、メールのフォントとは違う。一人ひとりが違う絵を描くグラレコの場合も、実は受け取る人によってその解釈が違うというそのノイズやブレが、より深い思考を促すところはあるんじゃないかと思うんです。

あと、これはいろんな人に言われて気づいたんですが、多くの人に「本当は絵を描いてみたい」という潜在的な欲求があるんじゃないかな。実は僕のもう一つのテーマが「すべての人が『絵を描くのが楽しい』って思える世界を作ること」なんです。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ、富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀

大企業にいることは「好き」を仕事に変える武器になる

—タムカイさんはもともと、ブロガーとして活動されていたんですよね。

タムカイ そうですね。2009年ごろに携帯電話を担当する部署に異動して、そこでブロガーさんたちに当社の製品レビューを書いてもらう、というブロガーマーケティングのはしりのようなものをやっていたんです。

それに僕も関わることになって、いつも読んでいるブロガーさんたちに出会ったんですけど、彼らは「自分の名前」で仕事をしている。僕は普段、「富士通さん」と呼ばれることはあっても、「タムラさん」とはなかなか呼ばれなかったんですよね。それで彼らと仲良くなるため、そして個人として自立するために、ブログを始めてみたんです。

—それからグラレコを始めたのは?

タムカイ 絵を描くことはずっと好きで、ブログにもアップしていたんです。それを見た人から「タムカイさんみたいに楽しそうに絵を描くにはどうしたらいいの?」と言われて、「あ、『上手に描く』は無理でも『楽しく描く』なら僕にも教えられる」って。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ

2014年にはじめてのラクガキ講座を開催したら、あっという間に参加者が集まって、そのノウハウをウェブサイトにも載せたら、問い合わせがあって、2015年に『ラクガキノート術』という本を出すきっかけになったんです。

そうやって、どんどん外とのつながりも増えてきて、まわりから「いつ独立するの?」と聞かれるようになったんですけど、逆に辞めないほうが面白いんじゃないかなぁ、と思えてきたんです。それで腹をくくって、上司に僕の活動を打ち明けてみたら、意外にも応援してもらえて。

他にも社内に僕のやってることを面白がってくれる人もいて、2016年始めくらいから、富士通デザインの社員であることを明かして、個人の活動をしています。小針さんに会ったのも、ちょうどそのころでしたよね?

小針 そうですね。私はシステムエンジニアだったんですけど、2012年に人材開発部門に異動して、新人や若手社員の研修に取り組むことになったんです。そこで彼らがもっと楽しく働いていくために、どうすればいいんだろうと考える中で知ったのが「Art of Hosting(アート・オブ・ホスティング)」という参加型のリーダーシップトレーニングでした。

そのメソッドの一つとして紹介されていたのが「グラフィックファシリテーション」だったんです。みんなが考えていることや話していることが目の前で絵になるのがとても新鮮で、自分でも見よう見まねで始めることにしました。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ、富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀

ただ、自分と同じぐらいの熱量で思いをともにできる人は、まわりにいなかったんですよ。

そんなとき、社内でイノベーションを起こそうとする人の「innov8ers(イノベーターズ)」というコミュニティが立ち上がって、参加してみたら、そこにタムカイさんが来てくれて。「まさかあのラクガキの人が同じ富士通グループにいたなんて!」とびっくりしました。

タムカイ だって、「富士通」とは一切言ってなかったからね(笑)

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ、富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀

それで、2016年5月に「ある記者発表会があるんだけど、会場が殺風景だから何か描いてくれない?」って頼まれて、そこで絵を見た人が「グラレコもできるんだ! じゃあ今度こういう機会があるんだけど・・・」ってだんだん社内外に広がってきた感じです。

富士通って、「お堅い」イメージを持たれていると思うんですけど、意外と面白い人やいい意味で変な人がたくさんいて、幅広い世代の人とつながることもできる。新しいことをどんどんやってみる土壌はあって、組織の中でやれば「すごいね」と言われてもらえる。それを「使えるものは使ってやろう」みたいな図太さは、あったかもしれません。

会社で好きを仕事にしたいなら、興味本位に、したたかに

—お二人のように個人的に始めたことを会社でも認められ、仕事の一つとして取り組むために必要なことは?

小針 自分の本業やプロジェクトという枠にこだわりすぎたり、「何が何でもあの人の承認を得なければ」と思いすぎたりしなくてもいいかな、と思います。今は誰しも答えを持っていない時代ですし。

もっと興味本位になっていいというか。私もたまたまタムカイさんがグラレコをやっていることを知って、「これはチャンスだ!」と思ってコンタクトを取ってみたわけですから。

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タムカイ 僕の場合は当初SNSでの発信などを通して、社外のほうが反響もよかったんですよ。

でも社内で地道に人に会って知ってもらって、それをきっかけにいろんな人とつながっていくと、ちゃんと価値を認めてくれる人が出てくる。まぁ、身もふたもない話をしてしまうと、大きな会社ですから、役職が上のほうの人が「いいね」と言ってくれると、みんなが認めてくれることも多いです(笑)

しかし、そうは言ってもこれだけの組織で最初からボトムアップで考えて、フラットにやるのはやはり難しいんですよ。実は過去に一度、会社から「好きなことをやってみなさい」と新規事業に取り組んで、失敗したこともあったんです。

自分の提案に未完成な部分がたくさんあったのは事実だけど、上からも指摘されまくって、「会社で好きなことを仕事にするなんて、もうこりごりだ」と考えたことがあって。でも結局、それは新規事業とはいえ、どこかで「やらされ感」があったんでしょうね。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ

だけど、今回のグラレコはスタートがあくまで「個人」で、このままずっと一人のままだったとしても続けていけたら、と考えていました。その情熱の熱量は、以前の新規事業のときとは明らかに違ったと思います。そうやってるうちに少しずつ仲間が増えてきたわけです。

自分のやりたいことに情熱を持って、それを本業に持って帰ってきたり、仕事に接続したり・・・ということは、不可能ではないと思います。それは絵を描くことだけではなく、写真がうまい人は写真をやればいいし、「実はユーチューバー」という人でもいい。ただ、どうやって仕事につなげるかは、かなり考える必要があると思いますが。

—会社の上層部に自分を認めてもらう秘訣は?

タムカイ 僕の場合、人前に出るときはかならず「水玉シャツ」を着るようにしてるんですが、2016年の自社イベント「富士通フォーラム」でグラレコを担当した際、当時の専務に「あの絵を描いてる・・・牛みたいなやついいじゃないか!」って気に入ってもらったんですよね。水玉柄が牛模様に見えたみたいで(笑)

と、僕はとても運が良かったんですけど、会社のキーマンへのルートは「したたかに」作れると思うんですよ。例えば、普通に社長室のドアをノックすると直属の上司に対して「失礼」に当たるなら、社長が行きつけのお店で一緒に飲んでみる、とか。

「好き」を仕事にした先で生まれる、会社との「新しい関係」

—新たな仕事を始めたことが、自分のキャリアにどのような効果を生み出していますか。

小針 人脈は広がりましたよね。ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社の島田由香さん(取締役 人事総務本部長)から、「今日のイベントは私の大好きな小針さんがグラレコやってくれるの!」と指名してもらえることもあって。めちゃくちゃ嬉しいことです。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ、富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀

タムカイ いい意味でバイアスが取れてきましたね。以前は新規事業の挫折もあったから、「会社で好きなことはできないし、社外が充実していれば社内は別にいいや」とすら思っていて、仕事も楽しく思えない時期があった。会社で働いていると、社内での評価や価値観がすべての基準になってしまいがちなんですよね。

でも、自分の好きなこと、やりたいことを社外で見つけて、会社の仕事としても認めてもらえるようになって、毎日が楽しく思えてきたし、そうすると他の仕事も楽しくなってきたんですよ。

それと、グラレコの専門チームを結成してからは、「他の人を信頼してまかせる」ということができるようになりましたね。これまでは「どうせ、僕がやったほうが早い」と考えていたけど、いい意味で手放せるようになった。自分の好きなことだから、チームメンバーとのコミュニケーションが圧倒的に増え、一人ひとりの想いとスキルをしっかり理解できていることが信頼につながっています。

小針 確かに、職場の他の同僚より、タムカイさんのほうがよく話しているかもしれない(笑)

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ、富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀

ーこれからのチャレンジは?

タムカイ 会社の中でやることですから、「好き」をお金に変えないといけない責任はつきもの。「ところで、マネタイズは?」なんて聞かれることもあります。やりたいことで、続けていきたいことですから、どうやってビジネスとしての価値を見せていくか、というのは考えています。

小針 そうですね。試行錯誤しながらですけど、グラフィックカタリストとして外に出ていくことで、その価値が伝わればいいなと思いますね。

タムカイ それと、もう一つチャレンジしてみたいことがあって、僕にとってラクガキ講座やグラレコが個人的に社外で始まった取り組みだったこともあるのですが、「今のまま週5で会社員として働く」というこれまでの当り前を疑って、新しい働き方ができないかなと思うようになったんです。

でも単純に会社を辞めてフリーランスというのではなく、今考えているのがいわゆる正社員とは異なる形かもしれないけど、このまま会社の看板を背負って富士通に貢献しつつ、個人としても仕事をしていくようなカタチで。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ

今までなら、「働くのはその部署だけ、一度辞めたら関係はそれまで」とか暗黙の了解があったかもしれないけど、今グラフィックカタリストのチームでできているように、これからは違う関係性も築けるんじゃないか、って。

そんなことを考え上司やさらに上層部の方に話を持ちかけてみているのですが、最近なんとなく新しい道が見え始めたんです。まだどうなるかはこれからなんですが、本気で伝えたら耳を貸してくださる方もいて。

会社の中で「好き」を仕事にしようと思うと、どうしてもそれなりの工夫が必要だったり、「前例がない」と言われてしまったりすることがあります。でも、それって裏を返すと誰かが前例を作れば、後に続く人はすごくやりやすいってことだと気づいたんですよね。さいわい富士通には「とにかくやってみろ」という文化が昔からありますし(笑)

そんな状況の中で、自分は会社の後輩たちがもっと「好き」を仕事に変えられるよう、「突破担当」になれたらと思っています。

富士通デザイン株式会社 サービスインテグレーション・デザイングループ グラフィックカタリスト/ラクガキコーチ タムラカイ、富士通株式会社ミッションクリティカルビジネスグループ ビジネスサポートセンター 人事人材部 グラフィックカタリスト 小針美紀

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[取材・文] 大矢幸世、岡徳之

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