ログインして記事ブックマーク、コメント投稿などすべての機能を使う。

close

LIBRARY
はたらく妻・夫、お互いの気持ちを理解するために読んでおきたいパートナー本4選
LIBRARY

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
BOOK MARK

女性のはたらき方が変化しているこの過渡期とも言うべきタイミングで、パートナーがお互いにキャリアと家庭のバランスを保つためにはどうすればよいでしょうか。

まずは、男女がそれぞれの立場について想像力をふくらませることが大切です。しかし、性別の違いがある以上、どこまでいってもそれには限界があるでしょう。特に、子どもができた後に女性に起こる変化を、男性が自分一人で想像し、配慮するというのは、やはり難しいのかもしれません。

パートナーのお互いの状況やコンディションは、仕事や自らを取り囲む環境に影響を受け、刻々と変化します。であるならば、お互いを理解しようとする姿勢を保ち続けることは欠かせません。対話する時間を設けることも大切ですが、それ以外にも相手をより理解するためにできるインプットはあるでしょう。例えば、読書。

“未来を変えるプロジェクト” は、この「女性視点で考えるパートナー」をテーマに読者とともに議論するイベントを開催しました。そこに集まった約50名の参加者に「パートナーの壁」とも言うべき課題を克服するために必要な考え方を学べる書籍を紹介してもらいました。本記事ではその中から「4冊」を厳選してご紹介します。

男性が育児に参加しやすい環境をつくったり、女性のキャリアの土台となるようなパートナーとの関係を構築するための方策。さらには、お互いが自分らしくいられる相性のよいパートナーの見つけ方など、実践的なノウハウを多数紹介する書籍も含まれていますよ。

『2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略』小室淑恵、駒崎弘樹 著

『2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略』小室淑恵、駒崎弘樹 著(英治出版)
『2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略』小室淑恵、駒崎弘樹 著(英治出版)

まずは、「王道」とも言える一冊から。

縁あってパートナーになっても、共働きのカップルはすれ違いになりやすく、また育児ではどうしても女性に負荷がかかりがち。一方の男性も関わりたいと思ってもどう手伝ってよいのか分からず、あたふたして逆効果になる悪循環に思い当たるひとも多いのでは?

株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵氏と、病児保育の認定NPO法人フローレンスの駒崎弘樹氏がコラボレーションして書かれた本書では、男性が育児に参加しやすい環境づくりや、夫婦がチームとして相乗効果を発揮するための方策が紹介されています。

実際にあった夫婦の悩みや根拠となるさまざまなデータに基づいたものばかりで、カップルではたらき方に関する考えをバージョンアップできるような内容です。

古い結婚観がアップデートされる一冊でした(30代・女性・マーケッター)

『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』川崎貴子 著

『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』川崎貴子 著(ベストセラーズ)
『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』川崎貴子 著(ベストセラーズ)

「愛を乞うより、愛してしまえ」や「愛することは技術だ」と、本書にならぶキーワードは一見冷めているように感じられるかもしれませんが、実際はそれが適切な感覚なのかもしれません。

著者は仕事で1万人を超える女性の相談に乗った「女性マネジメントのプロ」とも言われる、女性に特化した人材派遣会社「ジョヤンテ」の代表である川崎貴子氏。結婚は相互の考え方のすり合わせ作業が必要だと割り切ることが、本質的な幸せにつながると同氏は説いています。

女性が幸せになるには、「誰かに愛される」ことばかりを望むのではなく、「自らが愛する」技術を行使すること。さまざまな失敗経験から著者自身が学んだ、女性の柔軟性や愛情の強さなど強みに気づき行使する方法を知ることで人生はよりおもしろくなるそうです。 

女性のキャリアの土台となるパートナーとの関係、恋愛に関する合理的な価値観を求めるかたにお薦めです。

川崎さんには仕事でもお世話になっていますが、パートナーに関するお話をいろいろ聞いています。彼女の書籍にも参考になるところがあると思います(30代・女性・出版業界)

『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』John Gray 著

『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』John Gray 著、大島 渚 訳(三笠書房)
『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』John Gray 著、大島 渚 訳(三笠書房)

アメリカの著名な心理学者、グレイ・ジョン博士の世界的ベストセラーです。

男性の「女性は絶えず自分を変えようとする」という女性への不満と、女性の「私のいうことをちっとも聞いてくれない」という男性への不満。

それらの解決は「男性は受容を、女性は共感を求めている」という、求めている結果が違う、つまり両者は別の星から来た生き物だと根本的に考え方をあらためるというもの。そうすれば、結婚生活をより豊かにすることができるというのが本書のメッセージです。

「女心がわからない・・・」という男性や、「男ってどうして・・・」と思ってしまいがちな女性を論理的な解決策に導いてくれる、一読に値する一冊でしょう。

男女関係以外にも、すべての人間関係をスムーズにしてくれる良書です(30代・女性・飲食業界)

『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』ジェーンスー 著

『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』ジェーン・スー 著(ポプラ社)
『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』ジェーン・スー 著(ポプラ社)

最後は、恋愛や結婚に模範解答などなく、自分らしく生きればいいと思わせてくれる一冊で締めたいと思います。

コラムニスト、ラジオパーソナリティ、作詞家、プロデューサーとさまざまな顔を持つ著者、ジェーン・スー氏が「独身レースをともに走ろう」と誘う本書。

結婚したい女性の「友達からとても結婚願望があるように見えないと言われる」や、「家事全般が苦手なことをまったく悪いと思っていない」など、「プロポーズされない理由」を101個紹介。

結婚相手に出会えず悩む女性に対し「このまま人生を楽しめばいい」というメッセージを伝えてくれるほか、複雑な女心を知りたい男性にもお薦めの一冊です。

「パートナー探し」においてどんな壁があるのか、自ら作っているのかが挙げられています(30代・女性・出版業界)

他にも隠れた名著続々

イベント参加者からはこのほかにも、たくさんの参考書籍が推薦されました。

  • 産後クライシス
  • LEAN IN
  • イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
  • 自分の小さな「箱」から脱出する方法
  • ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用
  • 怒らないこと―役立つ初期仏教法話
  • #GIRLBOSS
  • ブラック彼氏 恋愛と結婚で失敗しない50のポイント

いかがでしたか。まずはご自身の気になる一冊を手に取り、お互いに自分らしくいられるためのパートナーを見つけたり、関係をより深めていくためのさまざまな観点や意見に触れてみてください。

[文] 赤江龍介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
BOOK MARK

いいね!していただくと
最新記事をお届けします。

関連する記事

連載一覧を見る

タグ

タグ一覧を見る