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からだも脳も疲れやすい現代。健康と成果を向上させるための5冊
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健康管理は仕事で成果をあげるための前提条件。しかし、現代のビジネスパーソンは大量の情報や刺激を受け取り、からだも脳も疲れやすい情報化社会ではたらいています。どうすれば、日々健康を保ちながら、効率的にパフォーマンスを発揮し、長く活躍できる人材になれるのでしょうか。

こうした背景から『“未来を変える” プロジェクト』では、読者とともに「健康とパフォーマンス」をテーマに議論イベントを開催。そこに集まった約50名の参加者に、このテーマに関する学びが多い書籍を推薦していただきました。

本記事ではその中から厳選した「5冊」をご紹介します。

『疲れない脳をつくる生活習慣』 石川善樹著

『疲れない脳をつくる生活習慣』 石川善樹著(プレジデント社)
『疲れない脳をつくる生活習慣』 石川善樹著(プレジデント社)

著者の石川善樹氏は、気鋭の予防医学研究者。この本では、仕事において脳のパフォーマンスを最大限に引き出すための、最近話題の「マインドフルネス」をわかりやすく紹介しています。

マインドフルネスとは、今大切なことを見極め、それに集中している状態のこと。「瞑想」などを想起してマインドフルネスという言葉に対してスピリチュアルなイメージを抱いている人の誤解を解く入門書的一冊です。

脳やからだを健康に保つためのストレスや糖質、睡眠などの生活習慣を、トップアスリートやグローバル企業のパワーエリートの事例、一日のモデルケースを交えながら解説。

「読む本」だけでなく、「やる本」としてお薦めです。

マインドフルネスの基礎を学ぶという意味では、非常にライトな内容。付随するアプリを利用すると、手軽にアクションにもつながります(人材業界・30代・男性)

『フロー・カンパニー “飛躍し続ける個人と組織に生まれ変わる法則”』 辻秀一著

『フロー・カンパニー “飛躍し続ける個人と組織に生まれ変わる法則”』 辻秀一著(ビジネス社)
『フロー・カンパニー “飛躍し続ける個人と組織に生まれ変わる法則”』 辻秀一著(ビジネス社)

スポーツ医学とスポーツ心理学の専門家である辻秀一氏による「フロー理論」の入門書。キリン、ジャパネットたかた、ファイザーなど、優良企業の実践論も掲載されています。

仕事でよいアイデアが浮かび、自分でも信じられないパフォーマンスを発揮することができた経験をおもちの読者も多いのではないでしょうか。そんなフロー状態を、偶発的に享受するのではなく、常に引き出すための方法論を解説しています。

迅速に結果が求められ、ある意味パフォーマンスに「急いでいる」現代だからこそ、あえて「心を整える」ことの重要性とその方法を教えてくれます。「仕事がうまくいく」から「心が整う」のではなく、「心が整う」から「仕事がうまく行く」のですね。

フロー状態を作るために必要なエッセンスが書かれています。「感謝する」ことの効能も(ソフトウェア開発・40代・女性)

『社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉』 小坂井敏晶著

『社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉』 小坂井敏晶著(筑摩書房)
『社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉』 小坂井敏晶著(筑摩書房)

ライフネット生命の出口会長も、「ビジネスには、人間とその社会に対する深い洞察が欠かせない。(中略)一人でも多くの真の経営やマネジメントを志す人にこそ、熟読してもらいたい」とブログで推薦している一冊。

社会心理学が専門の著者が書いた、人間の捉え方に関する本。「人格や意思が行動を決定するという西洋近代が生み出した個人主義的人間像は人間の実情に合っていない」など、人が抗うことができないあらゆる性質を突く一冊です。

人の心は報酬や気合いだけでは動かせない。では、どうすれば動かせるのか。人のからだと心のメカニズムとヒントが詰まっています。

人の行動は経験に基づき反射的に出てしまうもの。そういう仕組みを知ることで、自分のメンタルモデルを客観的に捉え、行動につなげることができます(人材業界・20代・男性)

『禅マインド ビギナーズ・マインド』 鈴木俊隆著、松永太郎訳

1959年に渡米し、サンフランシスコ禅センターを設立し、アメリカに禅を伝えたと言われる鈴木俊隆氏が書いた禅の入門書。あのスティーブ・ジョブズ氏の「青春時代のバイブル」だったとも言われています。

一言に「心を整える」と言われても、その時々にうまくいかなかったり、どうしたらよいかわからなくなることもあるのではないでしょうか。「心の健康」はどうすれば探求できるのか、導いてくれる一冊です。

禅をアメリカに伝えた方の実践方法を学ぶことができる(小売業界・40代・男性)
禅の心は初心であるーー。私のバイブルです。マインドフルネスを深掘りする際に読みたい一冊(小売業界・40代・男性)

『幸福の習慣』 トム・ラス、ジム・ハーター著、森川里美訳

最後は、健康やマインドフルネスに正しくアプローチし、自分がそれに近づけているかチェックする役目を果たしてくれる書籍です。

日本にも愛読者が多いビジネス書、『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』を世に送り出した、世論調査会社ギャロップ社による一冊。

世界150カ国での調査を著者が分析し、幸福の5つの要素(1. 仕事の幸福、2. 人間関係の幸福、3. 経済的な幸福、4. 身体的な幸福、5. 地域社会の幸福)を導き出しています。その分析結果と今の状況を照らし合わせることで、自分の状態を省みることができます。

この本に書かれている習慣をマインドフルネスの状態で実践すると、よりポジティブな人生サイクルがまわっていくと思います(組織変革・30代・女性)

そのほかに紹介されていた書籍

イベントの参加者からは、ほかにも以下のような書籍が紹介されました。

  • 『フォーカス』ダニエル・ゴールマン
  • 『怒り 心の炎の静め方』ティク・ナット・ハン
  • 『フロー体験 喜びの現象学』M. チクセントミハイ
  • 『心を整える。勝利を手繰り寄せるための56の習慣』長谷部誠

現代のビジネスパーソンは、日々受け取る情報や刺激がこれまでよりも多く、からだも脳も疲れやすい情報化社会ではたらいています。しかし、健康を管理・促進することは仕事で成果をあげるための前提条件であることに変わりはありません。紹介した5冊を参考に、健康に対する意識改革と実践を試みてはいかがでしょうか。

[文] 赤江龍介・岡徳之

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