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ハイ・パフォーマーがもつ6つの人脈タイプと人脈を獲得するステップ
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ビジネスの世界のみならず、スポーツ界などにおいても、高成績を収めた人に高いパフォーマンスが発揮できた理由を聞くと「周囲のサポートのおかげ」だったり、「人に恵まれた」といった回答が多いものです。それは謙遜さだけではないようです。

アメリカ・バージニア大学マッキンタイア商学大学院の准教授であるロブ・クロス氏を中心としたチームが調査した結果によると、業績でも幸福度でも社内で常に上位20%に入るビジネス・リーダーは、多種多様だが厳選された人脈を持っていると示されました。そして、それは複数の異なる分野の人々や、さまざまな職位の人々との、質の高い人間関係から成り立っているのだそうです。

今回は、彼の調査レポートに基づき、ハイ・パフォーマンスを発揮するために大切な人脈タイプをお伝えし、次に人脈形成のステップをご紹介したいと思います。

『A Smarter Way to Network』   >>記事元

まず分かったのは、ハイ・パフォーマンスを発揮する人は、6種類のタイプの人脈をバランスよく関係を築いているということです。

  1. 【学びをもたらす人々】
    新しい情報や専門知識をもたらしてくれる人々。市場に対する認識を高めてくれる社内外のクライアント、ベスト・プラクティスを共有する、他の分野や部署や同僚、イノベーションのヒントをくれる異業種の人脈など。
  2. 【支援してくれる人々】
    アドバイスや精神的なフォローを行い、自らの持っているリソースを提供してくれる人々。物事を成し遂げるときに、さまざまな調整を献身的に行ってくれる人たち。
  3. 【指導してくれる人々】
    ためになるフィードバックを与えてくれる人々。また、意思決定に異議を唱え、良い方向へと後押しする人々。キャリアの初期段階では上司や顧客がそのような役割を果たすが、その後はコーチ、信頼できる同僚などであることが多い。
  4. 【応援してくれる人々】
    個人的に支えてくれる人々。調子が悪いと聞いたときに、手伝ってくれる仲間や一緒にいると自分らしさを取り戻せる友人など。
  5. 【豊かな人生を説く人々】
    新たな目的意識や価値観をもたらす人々。自分の仕事を認めてくれる上司や顧客。仕事にもっと広い意味があることを気づかせてくれる家族やその他の関係者など。
  6. 【新しい目標や価値を示してくれる人々】
    ワーク・ライフ・バランスを促進し、体の健康(スポーツなど)、知的意欲(趣味や教育講座など)、精神的な幸福(音楽、宗教、芸術、ボランティア活動など)の大切さを気づかせてくれる人々。

では、そのように多様性に富んだ人脈を作るにはどうしたらいいのでしょうか?ロブ・クロス氏は次のような行動プランを勧めています。

まず、自分の人脈を構成する一人一人を見ることから始めます。その上で大切なのは、自分の人脈の中にみんなを元気づけるエナジャイザー (Energizer)がいるかどうかです。調査データによると、そのような人が自分の人脈にいるかどうかで将来的な成功がある程度は決まってくるようで す。

エナジャイザーは必ずしも社交的でカリスマ性がある人物とは限らず、困難な状況においても、私利私欲を捨てて貢献してくれる人々のことをいいます。これに対して、できない理由ばかりを言い、自分からアイデアを出さずに人を批評し、他人を気遣えない人々のことをデエナジャイザー(De- energizer)と言うそうです。

不幸なことに、デエナジャイザーとの交流は、エナジャイザーとの元気づけられる交流よりも、受ける影響が最大で7倍にもなるとの研究もあるようで、 エネルギーを吸い取られてしまいます。また、仕事上の心配事の約90%は、自分の人脈中の5%のデエナジャイザーが原因となっているとも指摘しています。

そうして自分にとってメリットをもたらす人脈と、そうでない人脈を客観的に把握します。そして、本意ではないのに日常多くの時間を割いている交流は一体何か?その交流をいかに減らしていくかを考えるのは大切なアクションです。

そのために自分の役割を定め直すか、彼らに割く時間を減らすか、彼らの行動を変えるように努めるか、または、付き合いで悩まないよう自分の対応を見直す、などの方法を選択すべきでしょう。

そして、人脈をスリム化して隙間ができたら、前述の6つのタイプの人脈の中から、埋められそうな同僚がいないかを考えてみます。また、自分が理想とするキャリアを歩むために、今後必要となるタイプの人脈をリストアップしておくことも大切です。

最後に、理想の人脈を形成する上で大切なのは、まずは誰かの力になろうという姿勢で関係をつくることです。成功しているリーダーほど、知り合いの力になれる方法を常に考えていて行動しています。

「大事なのは、何を知っているかではなく、誰を知っているかだ」

この格言は、本質的には正しいのですが、希薄な人間関係をたくさん持っていても、人脈を活かすときには効果を発揮しません。厳選された多種多様な人材が自分の周りにいるか、それがとても大切なのです。

[ 執筆 ]菊池龍之(株式会社コヨーテ代表取締役)

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