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ビジネスシーンで活用したい笑顔の効果
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先日アメリカのベイエリアに出張し、大学、オフィス街、などさまざまな場所に足を運んできました。世界中から優秀な人材が集まり、多くのスタートアップが新しいサービスを生み出しているこの場のパワーはどこにあるのか。そんな調査も兼ねて、多くのビジネスパーソンにお会いしたのですが、何が一番印象に残ったのかといえば、そこで生きる人たちの「笑顔」でした。本当に素敵な笑顔をする方が多かったのです。そこで今回は「笑顔とは一体どんな効果があるのか」について考えてみました。

笑顔に関する研究は古くから多くの学者たちが取り組んでいるのですが、とりわけ心理学者のジェリミー・ディーンは心理学関連ブログ「PsyBlog」の中で「10 Hidden Benefits of Smiling」という記事を通じて、分かりやすく笑顔の効果をまとめています。彼の記事からいくつか抜粋しながら、ビジネスシーンでも役立つ笑顔の効能について紹介します。

10 Hidden Benefits of Smiling   記事元リンク

笑顔の効果その1.笑顔は洞察力を高める
人間は緊張すると視野が狭くなる傾向があります。周囲で起きていることに気付くことができなくなり、自分たちの目の前にあることしか見えなくなると言います。また緊張状態はストレスを生み、思考の幅を狭め、何か新しいアイデアを生み出す場合には適しません。反対に笑顔でいることは緊張を和らげ、自らの気分を高揚させる効果があります。また、気持ちに余裕が生まれ洞察力が高まります。新しいアイデアや問題解決のヒントに気付くためにも、笑顔でいることが重要なようです。

笑顔の効果その2.笑顔は信頼を勝ちとる
ある研究によると、笑顔を見せた人は気前の良さと社交性の両面において高い評価を得ることができるそうです。また、あなたを信頼していますというサインとして笑顔は効果的であり、その笑顔を通じて相手も信頼をおき、協力関係を築きやすいといいます。セールスの場面などで、クライアントとの距離感を縮める手段としても笑顔は効果的です。

笑顔の効果その3.笑顔は笑顔を引き出す
子どもの笑顔を見ると、思わず自分もほほ笑んでしまうことがありませんか?こんなユニークな実験があります。普段からあまり笑わない、どちらかといえば仏頂面で近寄りがたいタイプの人を笑顔にさせるにはどうしたらよいかという実験です。結果、最も効果的だったのは、隣でただ根拠もなくケラケラと笑い続けるという行為だったそうです。相手の笑顔を引き出すためには、まずは自分からほほ笑みかけることが効果的ということです。

また、科学雑誌「プロスワン」誌に掲載されたドイツのミュンテ博士の論文によると、笑顔はそれを見る人だけでなく、笑顔をつくる人自身にも良い心理効果があることを明らかにしました。

ミュンテ博士は、笑顔に似た表情をつくると、ドーパミン系の神経活動に変化が生じることを見いだしました。ドーパミンは脳の報酬系、つまり「快楽」に関係した神経伝達物質ですので、楽しいから笑顔をつくるというより、笑顔をつくるから楽しいという逆因果が、私たちの脳にはあることが分かります。

最後に、マザーテレサもこんな言葉を残したそうです。

“We shall never know all the good that a simple smile can do”
(単なる笑顔であっても、私たちには想像できないほどの可能性がある)

笑顔の効果と可能性を知った私たちは、もっと意識的に、積極的に笑顔を活用すべきかもしれません。

[ 執筆 ]菊池龍之(株式会社コヨーテ代表取締役)

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