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1,000人のビジネスパーソンが薦める「連休にやっておきたい5つのこと」
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“未来を変える”プロジェクトでは立ち上げから約2年の間に、大組織の経営者やマネジャー、NPOの代表、アカデミック領域の方々など、イベントの議論参加者を含め累計で1,000名以上の方々から、さまざまな知見を集めてきました。そして今回は、中でもこの1,000名以上の方々が「時間があるなら、これはぜひやっておきたい」とお薦めする内容について、代表的な5つをご紹介します。

お盆休みなど、まとまった時間だからこそできるこれらのアプローチ、ぜひともお試しください。

1:TEDの代表作を鑑賞し、世界の名プレゼンテーションに刺激を受ける

「世界中に、価値ある考え方を拡げよう」というビジョンの基、壮大なスケールで展開されているTEDプロジェクト( https://www.ted.com/ )。これまで本メディアで取材してきた多くの経営者・ビジネスパーソンも、その内容に大きなインパクト・影響を受けています。

中でも、特にビジネスパーソンからの反響が大きなものを3つ紹介します。ぜひとも時間のあるこのお盆休みのタイミングで鑑賞しておきたいものです。

サイモン・シネック「優れたリーダーはどうやって行動を促すか」

Appleを初めとした優れた企業、キング牧師などのインパクトある指導者が、どのように多くの人を巻き込み、行動に導いているかについて「WHY」を中心とした「ゴールデンサークル」という構造を看破し、解説している動画。多くの経営者・リーダーが必須参考とする考え方です。

ロバート・ウォールディンガー「人生を幸せにするのは何?」

ハーバード大学が50年以上に渡って行っている、さまざまな人に対する追跡調査を基にした、「何が本当に人の幸福につながっているか」を仔細に分析した講演。自分個人のキャリアを考える上でも、マネジャーや経営者がチーム運営を考える上でも、非常に参考になる示唆に溢れています。

ダン・ハーバー「魚と恋に落ちた僕」

ニューヨークのトップシェフであるダン・ハーバー氏が、自分自身のあくなき「美味しい魚探し」を実践していった結果、より大きな情熱で、大きなプロジェクトに取り組んでいる営みと出会うストーリーが紹介されています。仕事の中で、壮大なビジョンや情熱といったものが、どれほど重要であるかに気付かされる、インパクトある講演です。

上記の講演はいずれも、無料でTEDサイトにて閲覧が可能です。最大で20分程度の内容ですので、ぜひともご覧になられてみてはいかがでしょうか?

2:自分の仕事・チームの仕事・自社について、21の重要な質問で振り返ってみる

世界的なNPOの代表を経験し、その後、営利企業のCEOとしても大成功を収めたナンシー・ルブリン氏は、その著書「ゼロのちから」にて、本当に人をひきつける仕事とは何か、人をひきつけるチーム、企業とは何か、を振り返るために、有益な質問リストを提供してくれています。

1:自分の目標と、組織の目標は合致しているか?

2:誰に対して、どんな貢献をするために運営するか?

3:楽しいか?

4:実現することを想像したら、ワクワクして仕方のない目標があるか?

5:15秒で説明できるような、シンプルな価値やサービスを提供しているか?

6:目標のために、適切な人的ネットワークが拡がっているか?

7:何を「断っている」か?

8:最も身近な人たち(例えば会社のビルの掃除の人)に「いい組織」と思ってもらっているか?

9:電話応対で如実に現れる周囲への対応は、適切なものになっているか?

10:本当に自分ごととして共感できる人を、サービス提供対象者としているか?

11:参加している人は「いつも尊敬され、気にかけられている」と思っているか?

12:その組織に賛同し、支援したいと思ったときに、”簡単”に参加できる方法が用意できているか?

13:自分たちの思うことを、しっかりと人の集まる場で情熱を以って語っているか?

14:自分たちが考えだしたアイデアや方法以外は認めない文化になっていないか?

15:プロジェクトを組み立て、スケジュールをつくり、期限と成果を明確にし、マネージするという高いプロ意識で仕事をすることで、関わる人の本気を最高に引き出しているか?

16:「超クール」な存在になっていて、人が進んで「僕らもあの一部なんだよ」とアピールしてくれているか?

17:「いいこと」ではなく「重要なこと」を提供しているか?(例 アフリカ文化紹介は人種差別への断固たる反対の意)

18:組織を「外側」ではなく「内側」から見られるようになっているか?

19:取締役会は、取り組む対象世界のマイクロ・ワールドになっているか?

20:取締役達は、専門スキルや人脈以上に、その組織への情熱を持っているか?

21:語り手のことを、ふつうの人が「自分にもあてはまる」と思えるような、偉大な物語を語っているか?

これらのリストに照らし合わせながら、1つひとつの質問に対して、自分の仕事、チームの仕事、自分の会社や組織などを振り返ってみると、これから取り組むべきことが明らかになってくるかもしれません。

3:失敗に深く向き合い、文章にまとめてみる

ブロガーのジェームス・アルタチャー氏は、大儲けした後に大失敗したという、自身の経験を赤裸々に、仔細に書き記すことで大反響を受けました。

失敗談というのは、自分の弱みをさらけ出す感覚があり、中々踏み込んで公開できないのはもとより、普段の会話の中でも、中々オープンにすることはありません。

ですが、だからこそ、自分自身がこれまでの失敗した内容に深く向き合い、そしてそれを誰かに話せるレベルにまとめてみると、新たな発見があるだけでなく、他の人に対して、大いに共感を得たり、本当の自分を親しみを以って理解してもらえるチャンスにもつながります。

「過去半年で自分が行った◯◯という失敗について」というタイトルをつけ、まるでブログなどで公開するかのような心境で、まとまった文章として書き記してみると、新たな境地が開けるかもしれません。

4:バフェット方式で人生に無駄な仕事を見つめ直してみる

2016年のベストセラー書籍「GRIT」にも紹介されている、世界的な投資家ウォーレン・バフェット氏が推奨するという、無駄な仕事の削り方を実践してみるのも、時間のあるときにぜひやっておきたいことではないでしょうか。その手順は、至ってシンプルです。

1:仕事の目標を25個、書き出す

2:自分にとって何が重要かをよく考え、もっとも重要な5つを選ぶ

3:選ばなかった残りの20個をじっくりと憶え、それらについて今後絶対にかかわらないようにする

これを実際にやってみると、多くの人は「そもそも25個のレベル感がバラバラ」「何を軸に生きているかを考えさせられる」など、完遂そのものよりも多くの発見があると口々に言います。

人生の時間とエネルギーは有限、その使い方を上記の方法で見つめ直してみるのも、ゆったりとしたタイミングでこそできるのかもしれません。

5:ピーター・ドラッカー「何によって憶えられたいか」を考えてみる

しめくくりとなるのが、20世紀を代表する経営学者であるピーター・ドラッカー氏の「自分が、何によって世の中に憶えられたいかを考えよ」という営みです。

ドラッカーが13歳のとき、宗教のすばらしい先生がいて、

「何によって憶えられたいかね?」

と生徒たちに尋ねたところ、誰も答えられなかったそうです。

先生は、笑いながらこう続けたそうです。

「今、答えられるとは思わない。でも、50歳になっても答えられなければ、人生を無駄にしたことになるよ」

と。

その後、ドラッカーは生涯、この「何によって憶えられたいか」を自問自答し、考え続けて時間を過ごしていきました。そして、ドラッカー自身、その生涯を振り返って

「この問いかけがあるからこそ、常に自分の成長を促し続けることができた」

と語っています。

例えば、アメリカの鋼鉄王アンドリュー・カーネギーは

「おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る」

と記されています。

そんな憶えられ方もあるでしょう。さて、ご自身は、どのように憶えられる人生を歩んできたか、歩んでいくのか。そんなことに思いを巡らせるのも、時間があるときならではのアプローチかもしれません。

[編集・構成] “未来を変える”プロジェクト 編集部

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