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逆境に強い、折れない心を作るアドバイス

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突然、想像以上のプレッシャーが襲ってきたときにうまく対処することができず、心が折れてしまうことがあります。では、折れない心というのは存在するのでしょうか。「折れない心」をテーマに、元マイクロソフトマーケティングマネジャーの方に寄稿していただきました。

PROFILE

元マイクロソフトマーケティングマネジャー(53歳)
元マイクロソフトマーケティングマネジャー(53歳)
パーソルキャリア i-common登録
広告制作会社と広告代理店を経て、マイクロソフト日本法人(現・日本マイクロソフト社)に入社。販促ツール制作、広告宣伝部マネジャー、シニアマーケティングコミュニケーションマネジャーなどを歴任。デジタルハリウッドにて「広告宣伝」の講師も務める。広告クリエイティブや販促キャンペーンなど数多く手掛ける。現在はフリーのマーケティングコンサルタント

強い心も、4時間しかもたなかった

折れない心についてお話しする前に、まず折れてしまった私のエピソードを紹介します。小学校から大学まで野球一筋。体育会系の厳しい環境で生きてきたこともあり、メンタルには大変自信がありました。しかし、私の強いはずの心は「たった4時間強」で折れてしまったのです。

ある日、トラブルが発生し、その対応責任者をすることになりました。そのトラブル自体が、会社として初めての出来事だったということもあり、思った以上に現場は混乱していました。それまで、私はトラブルに強いつもりでしたが、社内からも対応先からも「早急」の対応を求められたことで状況を整理する間もなく、目が回る状況でした。

言葉を発する隙すら無い状況が続き、出社してお昼を迎えるころには、私は考えることができなくなっていました。完全に心が折れてしまった状態です。客観的に見ても放心状態だったと思います。

なぜ、折れてしまったのかを振り返る

私の心が折れてしまったのは、社内や対応先が主な理由ではありませんでした。一番の理由は、「自分が何もできない」という事実を理解したことでした。責任者の心が折れている状況だったので、対応にあたっていたメンバーの表情は私以上に悲惨なものでした。それまで私がもっていた「何とかなる」という根拠のない自信は、本当に無意味なものでした。夕刻になると他の責任者が現場の責任者となり、私は現場責任者を外れることになりました。

あらためて振り返ってみて、どのようにすれば、心が折れなかったのか。明確な答えはありませんが、その後、私が強く意識するようになったことがあります。それは、「自分にできないことがある」ということです。この意識は、組織を作る際も自分にできないことができるメンバーをいかにうまく組織に組み込むかという観点に反映されています。

今では心が折れそうなとき、メンバーに支えてもらうことでなんとか解決できるのではと思っています。実際は違う表現になるのでしょうが、心が折れる前に「どうしよう、だれか助けて!」と正直に言うことが大事です。私が置かれた過去の状況を振り返ると、その場に対応ができるメンバーがいたのかもしれないのに、私の意思表示が何もなかったため共倒れしてしまったといえます。

折れない心をつくるために、どこで心が折れるのかを考える

自分の心がどんなときに折れるのか、チームマネジメントを担うのであれば、一度考えてみることをお薦めします。私のケースで説明すると、心が折れた瞬間は過度にできると思っていたことができないと分かったときでした。なので、心を折らないようにするためには、できることとできないことを事前に細かく理解していることで回避できたと思います。また、上司からも私ができること、できないことを明示してもらっていれば、なおよかったでしょう。

できると思ってできないことがあった場合、自分で解決するのか、他の解決方法を探るのか決めておけば、逆境によって心が折れる前に対処することができるはずです。

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