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これからの出世といままでの出世の仕方は違う? 元外資系マーケティングマネジャーに聞いてみた

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『“未来を変える” プロジェクト』では、記事の制作段階でさまざまな方と議論し、フィードバックをいただきながら制作しています。高度経済成長期においては、熟達した先輩社員の方法をいち早く習得し、成果につなげることが出世の近道だったのかもしれません。しかし、昨今は事業のライフサイクルが短くなり、既存のビジネスモデル上でキャリアを築こうとするだけでは大きな出世が望めない時代になってきました。では、今後の「出世」を考える上ではどのような観点が重要になっていくのかーー。経営に携わり、次世代の経営者を見てきた元マイクロソフトのマーケティングマネジャーの方に寄稿していただきました。

PROFILE

元マイクロソフトマーケティングマネジャー(53歳)
元マイクロソフトマーケティングマネジャー(53歳)
(インテリジェンス i-common登録)
広告制作会社と広告代理店を経て、マイクロソフト日本法人(現日本マイクロソフト社)に入社。販促ツール制作、広告宣伝部マネージャ、シニアマーケティングコミュニケーションマネジャーなどを歴任。デジタルハリウッドにて「広告宣伝」の講師も務める。広告クリエイティブや販促キャンペーンなど数多く手掛ける。現在はフリーのマーケティングコンサルタント。i-commonに所属し顧問としても活動中

出世を3つのパターンに分ける

今の若い世代にとって、「出世」という言葉が持つイメージはどのようなものでしょうか。

私が大学を卒業した1990年代において、出世という言葉は個人のモチベーションを計る一つの尺度だった気がします。しかし、現在でははたらき方の多様化が進んでおり、個人のモチベーションに関して一概に「これ」というものがなくなってきているように思います。あくまで私の考え方ですが、現在の出世には3つのパターンがあると思います。

1:1社に長く勤務し出世する

2:転職を重ね出世する

3:ビジネスパーソンとして出世する

以上の3つです。今回はこれらのパターンそれぞれに必要な観点について紹介します。

1:1社に長く勤務し出世する

これが最も想像しやすい、出世のイメージだと思います。私が若いころ、このタイプの出世においては、「業績」+「上司との関係性」が大事なのではないかと多くの人が思っていましたし、実際その時代を過ごしていた人間としても大きな間違いではないと思います。

しかし、最近では出世に関して次世代経営という観点を大事にする傾向があります。入社以来、業務面での評価も上司からの評価も高いが、現場の責任者止まりで経営層まで入っていけない人材をよく見るようになりました。

今、この「1」のパターンに求められることは、職種は何であれ、経営を意識すること。横断的にいろいろな部署を回り、業務に関する経験を積むだけでなく、常に経営を意識して業務にあたる必要があります。その場をうまくこなせば良いという感覚では出世することはできないでしょう。

2:転職を重ね出世する

職種の専門性が高まる中で、転職を機に出世をするということも1つの選択肢になっていると思います。企業の成長フェーズに合わせて、社内に人間がいない場合は外部から採用することも多くあります。

この場合は、これまで社内にいなかった新たな価値の提供となりますので、入社後しっかりと結果を残せば出世が早く訪れるかもしれません。当然、長く勤務することになれば「1」の観点も必要になりますが、最も重要なのは他者が持ち合わせていない高度な専門性を保有しているかという観点です。

3:ビジネスパーソンとして出世する

ビジネスパーソンとして出世するということは、自身のスキルを活かして会社に所属せずに起業する、もしくはフリーの個人事業主として自分の居場所を自分で作るという出世です。

「2」の観点で本当に希少なスキルであれば、1社でなく複数社で活躍することもできるでしょう。実際私のケースだと、30代で「2」、40代後半で「3」という選択肢を取りました。個人事業主なので社内で出世することはないのですが、対外的に見れば私も事業主として経営をする立場となります。

この観点でいくと、自分のスキルが本当に希少であり他者に劣らないものなのかということをしっかり見定めることと、キャリアプランの終着点を決めることが必要となります。

どの企業も次世代の経営者を育てたい

フリーの立場で仕事をしていると、対話の相手の多くが会社の経営層になります。大企業、中小企業問わず皆、口をそろえて言うのは、次世代の経営層を育てるのに苦心しているということです。

近年、上記の「2」や「3」の色が少しずつ濃くなってきており、はたらく側としても選択肢が増えてきています。最終のゴールは、「1」か「3」になると思います。「2」で長く滞留してしまうと「1」の流れに乗り遅れる、「3」としてのタイミングを誤る可能性もあります。

労働市場における自分の立ち位置をマーケティングすることも、現代の出世における大事な観点であることを忘れずに意識しましょう。

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