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キャリアの転機を活かす人と逃す人は何が違うのか

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『“未来を変える” プロジェクト』では、記事の制作段階でさまざまな方と議論し、フィードバックをいただきながら制作しています。今回は、元大手飲料会社で営業職からキャリアをスタートさせ、最終職位が執行役員というハイキャリアを築かれた方に、ご自身のキャリアを振り返り、「転機を活かす術」について、寄稿していただきました。

キャリアを振り返ると、転機となるターニングポイントが必ずあります。活躍するビジネスパーソンにとって、節目とはどのようなタイミングで、また彼らはそれをどのように活かしているのでしょうか。

PROFILE

元大手飲料メーカー役員(60代)
元大手飲料メーカー役員(60代)
パーソルキャリア i-common
大手飲料会社へ入社。営業、マーケティング、物流部門にてマネジメントを経験。執行役員として商品・宣伝・営業・物流の4部門を統括。現在は、i-commonに所属し、顧問として活動中。

「不安」を感じたことがキャリアの転機

私のキャリアの転機は、30代前半に訪れました。それまでは、飲料メーカーの中で営業職として日々数字を追っていました。目標達成のためには「行動量がすべてだ」と思い、一日の大半を外回りに使っていました。

ある日、業務の一環で飲料の工場視察に行った際に転機は訪れました。現場の生産改善の担当者と話をしたところ、製造の現場では常に改善を意識し、品質の向上とコストの削減に努めているということでした。それまでの自分の行動がいかに単調だったのかを反省するとともに、今後のビジネスパーソンとしてのキャリアに不安を感じました。この不安を感じたことが、私のキャリアの転機となりました。

なぜ不安を感じたかというと、入社以来営業職としてのキャリアを積んできましたが、自分の業務フローを変えることがなく、会社全体の業績などまったく見ずに日々淡々と訪問を繰り返すことしかしてこなかったからです。もちろん、目標の数字にコミットし営業活動をしていた自分を否定するわけではありません。やってきたことには今でも価値を感じています。ただ、あのまま過ごしていたら経営者というポジションにはたどりつけなかったかもしれません。

そして、そのことを40代ではなく、30代のうちに感じることができたのもポジティブでした。

今でも鮮明に覚えていますが、不安を感じた翌日に買った本は有価証券報告書や決算書の読み方の本でした。その時点で経営、イコール、数字という発想だったのでしょう。今なら違う本を読むでしょうが、その時点ではこれで間違いないというくらいに確信がありました。

会社の数字を理解することで自分の会社に対して興味が溢れ出しました。そして、自分のキャリアマップを完成させ、実行していきました。目の前の仕事だけで100%の時間を使っていても成長できないと信じ、ステップアップするための時間を確保するようになりました。過去の自分の実績や部署全体の売上の推移などのデータを収集し、効率の良い営業を行う方法を考え、実践していく上でマーケティングスキルが磨かれていきました。

結果、営業部長というポジションをねらっていましたが、新設されたマーケティング部の室長という席を用意してもらい、会社からも次世代の経営者層として認識されたと確信することができました。

キャリアの転機は来る。でも、気づきだけでは何も変わらない

今回、自分のキャリアの転機がどこだったかということを振り返って思ったことは、「転機はその後の行動を起こさないと生まれない」ということでした。仕事をしていて小さな気づきは日々あるでしょう。それを見過ごすことなく、行動することをどのタイミングでやるのかが大事になります。

私は、30代で転機を迎えられたことが、その後の大きな成功につながったと思っています。

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