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転職して大人びて見えた元同期と幼く見えた私との違い

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キャリアの大きな転機となる「転職」。では、これからの転職においてはどのような視点を持つべきなのか。過去に2回の転職をし、大手機械メーカーの役員も務められた元製造業役員の方に、ご自身の転職経験から得た気づきについて寄稿していただきました。

PROFILE

元製造業役員(64歳)
元製造業役員(64歳)
パーソルキャリア i-common登録
大手食品メーカーからキャリアを始め、その後転職して大手機械メーカー2社を渡り歩き、役員を務め退任。大手機械メーカーで培った人事領域における経験と専門性を活かし、現在は個人事業主として中小メーカーの採用戦略の支援などを行う

私は過去に2回の転職を行いました。今回ご紹介するのは、1回目の転職に際して私が感じたことになります。

熱量を持たない転職意志

大学を卒業して大手メーカーに就職。5年ほど勤務し、そろそろ転職しようかなと思い始めました。転職を考え始めたきっかけは、同期入社した社員数名の転職で、その雰囲気から「なんとなく私も」という感じでした。明確な理由なく始めたというのが、私の最初の転職活動です。

当時はインターネットが普及しておらず、紙の転職情報誌を購入して眺めるところから始めました。新卒で就職先を探したときのような熱意はなく、同期たちはどのように転職活動を始めたのだろうと感じる日々でした。転職情報を見ても熱量が湧いてくるわけでもなく、かといって会社に大きな不満もなく半年ほどが過ぎていきました。

転職して、大人びて見えた元同期

「転職しなくても今のままでいいのかな」と思い始めたころ、先に転職した元同期と仕事でやり取りをする機会がありました。元同期が他社で働いているというのは不思議な感覚でした。

そこで感じた違和感。うまく伝えられないのですが、彼が何となく格好よく見えたというか、これまでの彼とは違うように私の目には映りました。もっとも、違う会社で働いているからこその違和感ではあるのでしょうが、彼の根本が変わった気がしました。

その元同期との仕事が終わり、二人で飲みに行ってその理由が分かりました。彼は転職して、「ビジネスパーソン」になっていたんです。働くことに対して明確な意思を持ち、今の仕事に対する思いや今後のキャリアについて語ってくれました。

一方の私は、大学からの延長線上にいて、なんとなく働き、出世はしないよりしたほうが良いくらいのビジョンしかなく、この会社で働く意味や今後のキャリアについて深く考えたことがありませんでした。素直にその気持ちを彼に伝えると、「人生の無駄遣いはやめたほうがいい」という答えが返ってきました。

「そこまでは求めていないよ」という気持ちでしたが、仕事をする中で彼なりにビジネスパーソンとしての私に対して感じたことを話してくれました。

私の答えと対照的で、「非常に幼く感じた」。5年目の私が、転職先の入社2〜3年目の社員と同じ目線で仕事をしている感じがしたということでした。もう少しオブラートに包んでほしかったのですが、今思うと本当にそうだったと感じます。

入社以来、常に会社の同期のことしか意識しておらず、他社で働いている同世代のことなどまったく気にかけていませんでした。それまでの5年間で、完全に「井の中の蛙」になってしまっていたのです。

彼が転職しようと思った理由の一つも、同世代の中途入社者に対して、私のように井の中の蛙になってしまっていると感じたことだったようです。「このままではビジネスパーソンとして小さくまとまってしまう」という危機感から、彼は転職を決意したと打ち明けてくれました。

20代後半に差し掛かり、働くことが日常の一部になりすぎていたことに危機感を感じ、私の転職熱は一気に上がりました。

ビジネスパーソンとして「大人びている」という印象の正体

本格的に転職活動を始めてすぐに、転職歴のある同世代が大人びて見える理由が分かりました。それまでの「当たり前」を「経験」という武器にしていたのです。

その武器を意識して仕事において活用し、新しい環境下でまた経験を積み上げ、新たな武器を手に入れようとしている姿勢が、大人びて見えるのだと思いました。

また、転職で成功するのはこの「経験」=「武器」という意識が高い人だと感じています。転職後、私は人事という職種を選択したのですが、採用面接で誰かとお話しする際に意識して見ていたのはそこでした。

転職しなければ、経験を武器にできないというわけではありません。転職経験のない人でも、新しい武器を仕入れる姿勢を持って働いている人はもちろんいます。

皆さんは、自身の「経験」を「武器」として活用できているでしょうか。

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