ログインして記事ブックマーク、コメント投稿などすべての機能を使う。

close

テーマ

「普通」が激流に乗ることによって大きなお金を手にする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
BOOK MARK

『“未来を変える” プロジェクト』では、記事の制作段階でさまざまな方と議論し、フィードバックをいただきながら制作しています。高度経済成長期は、熟達した先輩社員の方法をいち早く習得し、成果につなげることが出世の近道だったのかもしれません。しかし、昨今は事業のライフサイクルが短くなり、既存のビジネスモデルに乗るだけでは出世することが望めない時代になってきました。今回はそんな「出世」について、経営に携わり次世代の経営者を見てきた加藤義宏さんに、「より多くのお金を得る」という観点で寄稿していただきました。

PROFILE

Vita Brevis LLC. CEO 加藤義宏
加藤義宏
Vita Brevis LLC. CEO(インテリジェンス i-common登録)
国立大学法人にてMBA(会計学修士号)取得。大手上場企業(製造業)で会計・ITスキルを基本に、国内外においてBPRプロジェクト主導。大手監査法人で上場企業・外国企業に内部統制監査・内部監査指導及び受嘱、株式公開/IPO支援。現在は「Vita Brevis LLC.」CEO・代表社員として、各種セミナー講師やコンサルティングを行う

1. 「寄らば大樹」からの離脱

国立大学法人の大学と大学院を修了、MBA(会計学修士号)を取得し、安定を求めて百年企業へ就職しBPRを主導する業務に24年間従事しました。後半は外部へ出掛けて公的機関や行政機関とともに経済会・業界団体へ貢献する活動も増えてまいりました。

その過程で、大企業幹部・大学教授・コンサルティングファームとのコミュニケーションをする機会がありましたが、どうしても議論に勝てない方々がいました。それが、グローバルな大手監査法人に所属する会計監査人のグループでした。

議論に強い要因はどうやら非開示の内部基準を備えていることでした。思い切ってそのうちの一つの監査法人へ転職しました。

2. グローバル競争に打ち克つノウハウの威力

監査法人ではすぐに激務が待っており、必要な資格は入社直後にすべて取得しつつ、フルスロットルで日米欧アジアを駆け回りました。特にロンドンオフィスを拠点とした業務は連日が新発見の連続。獲得したノウハウを武器に、デュッセルドルフ・ロサンゼルス・シンガポールで戦い続けました。

海外は監査報酬がケタ違いだったこともあり、年収は倍増しました。ジェットコースター的に業務に対応できた要因は、上司や組織が入念に教育訓練を施してくれたことが挙げられます。監査技術においても基本がしっかりできているとどんな現場でも無敵です。

3. 自らの地力を試す

日本の公認会計士資格を取っていなかったこともあり、ノウハウを得た時点で数年後に監査法人を辞めました。金看板なしでどの程度通用するか、チャレンジする心持ちでした。そこで株式公開準備をしている企業へ内部監査・内部統制のノウハウを助言するビジネスを始めました。

ここでも苦労して身につけた監査の基本が活きました。IPO成功事例を積み重ねて次第に知見と経験が自分の中で体系化していくことに気づきました。IPOの良いところは、オーナーさまの考え方によって、通常の報酬以外にストックオプションを割り当てていただけることです。

4. 起業してみる

個人事業主としての活動に限界を感じ、ここにきて会社を興しました。コンサルティング業務や知的財産権の使用許諾権を販売するビジネスモデルですので、原価や経費はほとんどかかりません。従って、売り上げがそのまま利益になるイメージです。ただし、新しい会社なのでリスクを取ることは避け、当面は堅実で安全な案件を選んでいく方針で進んでおります。

5. What I learned

振り返ってみてこれまで最も重要だったことは、

  1. (学習)どんな環境でも、学習する機会において全力で知見を身につけてきたこと、関係ないと思っていた知見が不思議なほど後から活きてくるものです。そしてその種類が多いほど自分の中で体系化されてきます。
  2. (興味)面白いと思った人物・仕事・学問に対しては徹底的に追及すること、ある種のマニアやオタクのように興味を惹かれた事象を無意識なほどのめり込んで自分のものにしてきた結果、無駄になるものもあるものの、その多くは他人にはない独自の競争力になる可能性があります。
  3. (自責)体力的・精神的に降参するような状況には、リスクを回避しつつ冷静に手抜きをし、ゴールを細かく設定して地道に進むしかないということを割り切っておくこと。日頃からの体力維持・健康維持・精神安定維持は必要ですが、それでも無理な日程・業務などに出会うことが少なからずありました。できないものはできないので正直に謝ることが一番でした。それを前提として困難や問題点については、まず「自責」を熟慮し分析する態度が重要でした。ついつい「他責」してしまいたくなりがちですが、それはいつでもできます。第一に自分の責任であると想定して考えると、本質や適切な解決策へ到達する可能性が高まるようです。安易に他責してしまってはその先へ進めません。
  4. (克己)仕事に対しては誰から言われるまでもなく、克己心を持って当たったことが成功につながりました。自分に妥協を許さない姿勢です。それがあれば自動的に信用がつき、人脈が広がります。

【 本記事の読者にはこちらもお薦めです 】
不確実性と直観に学ぶ、これからの仕事選び
「キャリア」に変化が押し寄せている今、仕事を選ぶための「軸」をご紹介します。

企業からオファーが届く無料サービス。
非公開求人や面接確約オファーなどの
求人情報が届くこともあります。
キャリアの可能性を広げる
スカウトサービス
スカウトサービス
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
BOOK MARK

いいね!していただくと
最新記事をお届けします。

コメントを送る