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努力する人が語る「将来、身になる努力」について

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努力は嘘をつかない。よく聞くフレーズですが、本当のところはどうなのか。今回は、元大手飲料メーカーで役員を経験された60代の方に「身になる努力」をテーマに寄稿していただきました。

PROFILE

元大手飲料メーカー役員(60代)
元大手飲料メーカー役員(60代)
(インテリジェンス i-common登録)
大手飲料会社へ入社。営業、マーケティング、物流部門にてマネジメントを経験。執行役員として商品・宣伝・営業・物流の4部門を統括。現在は、i-commonに登録し中小企業を中心に営業戦略支援などを行っている

努力の定義を考える

努力とは何なのでしょうか。学生の頃の部活で言えば、レギュラーになるために行う日々の積み重ね。例えば、筋トレや持久力強化のためのマラソンなどを、一般的にイメージされると思います。

しかし、社会に出てはたらくと、メンバーそれぞれにポジションが与えられます。私は入社当初、営業職を割り当てられ日々精進していました。当然、同期の営業職のメンバーより早く出世したかったので、営業成績を上げることに注力しました。行動量を増やし、案件数を増やし、商談数を増やすことによって売り上げが上がりました。

そのために行ったことは、努力なのかというと疑問に思います。仕事で結果を残すために行うことはすべて「努力」ではなく、「業務」です。

私は、努力は必ずしも結果に結びつくものではないと考えています。極端な言い方をすると、努力とは「無駄に終わる可能性があるが、日々続けていくもの」だと思っています。

私の例を出すと、世界史を学び続ける努力をしました。なぜ世界史なのかというと、かっこいい言い方をするとグローバル化に向けて、国の歴史を学んでおかなければいけないと思ったためです。ところが、当時見ていたテレビ番組がおもしろく、その影響で書籍も購入し、歴史に留まらずに芸術へも裾野を広げていきました。

単純におもしろいということと、いつか役に立つといいなという想いで当時の営業職にはまったく関係のない分野の勉強を続けていました。

スキル習得だけでは得られない、努力が光を浴びる瞬間

営業職を経験し、マーケティング全体を統括するようになると海外への出張や海外パートナーとの商談が増えていきました。そんな中で、海外パートナーが東京オフィスを訪ねてきた際に、一つの絵画について話しかけてきました。

その絵を皮切りに、文化や歴史について話が盛り上がるにつれ、お互いの会社の歴史や商品に関する話になり、これまでのパートナーよりも深い関係を構築できたように感じました。仕事の成功確率が上がるというより、近い距離間での商談ができるようになったのです。商談術といったスキルではなく、おたがいへの理解が深まり、ビジネスパーソンとしてのリスペクトが生まれる感覚がありました。

ビジネスパーソンとして業務スキル習得のための努力は惜しまないという方も多いと思います。私が今回ご紹介した努力は、業務スキルとは別の領域です。しかし、ビジネスパーソンとしての成長だけでなく、人間の成長を考え、学び続けることが将来のキャリアの飛躍につながるのではないでしょうか。

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