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無個性で一番を取れない普通の営業マンが変わったキッカケ

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キャリアの大きな転機となる「転職」。では、これからの転職においてはどのような視点を持つべきなのか。元内資大手ホテルの執行役員で、現在はホテルのコンサルタントとして活躍する50歳の方に「自分の可能性を知ったキャリアの転機」について寄稿していただきました。

PROFILE

元内資大手ホテル執行役員(50代男性)
元内資大手ホテル執行役員(50代男性)
パーソルキャリア i-common登録
大手電機メーカーに営業職として入社するも挫折。その後、ホテル業界に企画職として転職し、統括部長、執行役員を歴任した後、現在はホテルのコンサルタントとして独立

20代の私は、無個性で一番になれない営業

私の社会人としての20代は、一番になりたいという言葉に踊らされる日々でした。大学を卒業後、メーカーに営業職として入社しました。同期は多数おり、その中で常にトップを取りたいという思いで日々を過ごしていました。

営業成績で一番を取り、同期で一番最初に昇進することをひたすら追いかける日々でした。しかし、お恥ずかしながら一つも一番になることができず20代を終えることになりました。

30歳になったとき、急に仕事に対する熱量がなくなってしまいました。一番という肩書を目指していたため、30代のビジョンを考えたことがなかったのです。そのため、からっぽな状態で30代をスタートすることになりました。

ここは自分がいるべき場所でない

一番を目指していたにもかかわらず、営業に関するスキルが秀でていたり独自のスキルがあったりするわけでもない。一番こそ取れないものの、営業としての数字は悪くないという状況は客観的に「普通」と言うのでしょう。

そうです、私は普通の30代になっていました。ほぼ無個性な一番を取れない普通の営業マン――それが当時の私に自身でつけたキャッチコピーでした。

そんな日々の中で、私は目標としていたトップの成績を収めた瞬間、この会社で自分が何をやるべきなのか、何をやっていけばいいのか分からなくなり、この会社に自分の居場所はないのかもしれないと感じました。これが転職を決意した理由です。

普通のキャリアに未練はない。全部捨ててチャレンジする

転職するにあたり、自分がどうなりたいのか、働くことに何を求めるのかを考えました。

当時は実家住まいで、今となってはお恥ずかしいのですが、親のスネにかじりついていました。そのためお金への執着は特になく、本質的にやりたいことを考えられる状況にあったのは本当に幸せな状況でした。

この先のキャリアを考えるうち、私は普通だった20代を捨てる決意をします。誇れるような経験がないのであれば、捨てても問題ない。新たなチャレンジをすることでモチベーションは上がるはずだと覚悟を決めました。そして、何者になりたいかを考えるのでなく、他力本願で自分が何者になれるのかをまわりに判断してもらおうと思い、転職活動を開始しました。

ただ、多くの転職の求人は営業、経理、広報、企画など職種があらかじめ設定されていたため、私の想いを叶えるのは不可能かなと感じていました。その中で、「総合職募集」という数少ない文言が目に入り、ここしかないと応募したのがホテルでした。厨房以外のすべての職種から、面接で適性を見極めて採用するというスタイルを取っていたのです。

今考えてみると無謀も良いところで、面接で「自身に向いているポジションや希望はありますか?」という質問に、「逆にどの仕事が向いていると思いますか?」と返答していました。結果は、本当に人手不足だったためか採用。配属はフロントでした。

第三者の視点に委ねてみる

まったくの未経験でしたが、お客さまと対面で接することは苦ではなく、その場の対応力を求められることも多い日々の仕事を楽しんでいました。

その中で、お客さまからいただく声をまとめ、会議で発表する機会がありました。おそらくそれがきっかけで、次の人事で企画に異動することになりました。そこで企画したものが評価され、企画職として大成し、次の転職ではホテルの企画部門の統括として採用されました。

20代のキャリアを捨て、30代からキャリアを新たに築き、現在は独立し、ホテルのコンサルティングを生業としています。

転職においては「自分はこうなりたい」という想いは大切。ただ、第三者視点に立った意見に耳を傾けることも大事です。他力本願は嫌だと思うでしょうが、あなたの評価を決めるのは他人です。何者かになりたいという思いが少しでもある方は、他力本願も選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。

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