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突然の転職の誘いが、キャリア人生を変えたエグゼクティブの話

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エグゼクティブのキャリア形成において、中でも大きな転機となるのが「転職」です。そこで中途でヤフーに入社し成功をおさめ、その後電子マネーサービスを取り扱う役員に就任。現在は起業家として活躍する40代の方にエグゼクティブキャリアを築くきっかけとなった転職について赤裸々に語っていただきました。

PROFILE

Aさん(40代)
Aさん(40代)
(インテリジェンス i-common登録)
メガバンク入行後、2000年代前半にヤフー株式会社へ転職。新規事業の企画、立ち上げを行い、電子マネーサービス会社の役員を経験。現在はこれまでの経験を活かし、フリーのコンサルタントとして活動。大手、ベンチャー問わず新規事業の立ち上げ支援を行う

入社後に見えたのは、10年後が見える人生

転職の話の前に、私が社会人になった頃のことを紹介させてください。私は経済学部を卒業し、何となく金融関係の仕事でもしようかなくらいの気持ちで就職活動をし、大手銀行へ入行しました。入行後、主に行っていたのはお金にダイレクトに関わる部門ではなく、融資などに役立てるための業界リサーチの業務でした。融資担当者からオーダーが来ると資料を出し、足りなければ追加でリサーチをかける日々でした。

正直、あのまま銀行に残れば、10年先、20年先のキャリアマップがきれいに見えていました。しかし、仕事の面白さを感じたりすることがなく、「チャレンジ」という言葉なんて日々の生活で接することはありませんでした。

突然訪れた転職のキッカケ。判断軸は、コアスキルの磨き方

日々能動的に過ごす中で、融資担当の同期から思いもよらぬ声をかけられます。彼いわく、私の作るリサーチ資料の評判が良いということでした。特にIT・Web領域に関するリサーチ内容に関して非常に精度が高いという話。

今から20年ほど前のIT・Webの領域はまだまだ黎明期で、銀行側も融資の判断材料が少ない頃でした。リサーチに関しても少ない材料の中で半ば想像をはたらかせながら、事業領域の拡大や成長スピードについて海外事例も踏まえながらレポーティングしていたところ、企業側からも評判になっていたのです。

そんな中、企業の営業担当から同席を依頼されたのが、この後転職することになるヤフー社との打ち合わせでした。

最初の席で根拠など感覚知なところも多かったのですが、レポート内容を説明させていただきました。後日、対面した役員から運命の電話をもらいます。

「銀行にいるの、退屈じゃない? うちで企画の仕事してみない? 君のコアスキルは、調べる能力よりも企画力だよ」という露骨すぎるくらいの転職の誘いでした。

転職の話も驚いたのですが、私がより驚いたのは、能動的にやっていた仕事が自分のコアスキルにマッチしていたという事実でした。その瞬間、決意しました。「ヤフーの役員が言うのであれば間違いない、自分のコアスキルはこれだ。これにしよう」、そう決めました。そして転職を決意しました。

転職で、とことんコアスキルを磨く

私の転職動機は、自分で決めた「コアスキルを磨くため」でした。

給与面や労働環境に関しては、結果を見ると良くなったのですが、正直重要視していませんでした。配属された部署では、新規事業を創出するために存分な予算が与えられ、私はコアスキルを活用しながら、意識的に精度を上げる学習ができました。

次世代の経営層を目指される読者の皆さんにお伝えできることは、ご自身だけでなく客観的にもコアスキルと認められているものを感覚的ではなく意識的に活用し、磨く作業をすると、おそろしいくらいに早く成長できるということです。

私はヤフー社への転職があったから、幸いなことにフリーのコンサルタントとして活動できる道が拓けました。

私の成功 × 良い転職

転職の軸はいろいろあると思います。給与アップだけを目指す転職がダメだとも思いません。40代後半でまだ成功とは言い切れないかもしれないのですが、私の見解として「良い転職」とは、「コアスキル」というキーワードを紐づけると良いかなと思います。

私の場合は、コアスキルが確定してから、それをより磨くための転職をしましたが、コアスキルを探すための転職でも良いかと思いますし、コアスキルなのか試すための転職でも良いでしょう。

私は、20代半ばでコアスキルを確定して転職をし、その次の転職では「コアスキル × 経験業種(銀行とWeb)」のキャリアを買われ、電子マネーサービスの会社へ30代後半で企画部門の役員として招聘していただきました。

あなたのコアスキルは何ですか。今日から意識してみると、より良いキャリアが拓かれるかもしれません。

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