ログインして記事ブックマーク、コメント投稿などすべての機能を使う。

close

テーマ

逆境を将来のキャリアにつなげる考え方をエグゼクティブに聞いた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
BOOK MARK

プロスポーツ選手はよく、「逆境を乗り越えると成長する」という話をします。ビジネスにおいても、逆境を乗り越えることでキャリアが大きく変わることがあります。今回は、大手通販会社でキャリアを積み、転職先の通販会社で管理部門の執行役員を務めた40代の方に、「逆境の考え方」をテーマに寄稿していただきました。

PROFILE

元通販会社執行役員(48歳)
元通販会社執行役員(48歳)
(インテリジェンス i-common登録)
大手損保会社に入社し営業部門で15年キャリアを積み、大手通販会社へ転職。それまでの営業ではなく、人事面を中心とした組織改革をメインで行い、役員を務める。その後、組織コンサルタントとして独立。現在は中小企業の人事制度を中心に支援する

マネジャー不在、リーダー不在。みんな、いなくなる

私のキャリアのスタートは、新卒で入社した某損保会社の営業職でした。「入社前と入社後のイメージが違う」ということは、頻繁まではないでしょうが、少なからず感じるところがあると思います。

私が入社した会社は、その「”違う” と感じるチェック項目が若干多いのでは?」という感覚がありました。入社して5年間で部門のトップマネジャーが1年経たずに辞め、直属の上司も気づいたらいなくなっていました。同期入社のほとんどが3年未満で退職していく環境でした。

皆が辞めていくというと、よく言われる「ブラック企業」と疑われるかもしれませんが、決してブラック企業ではなかったと思います。私自身、営業職は好きでしたし、顧客と対面できる環境にも不満はありませんでした。

しかし、不満を抱く社員は多くおり、皆で会社を辞めることを考えるグループが結束し始めていました。当時はビジネスや経営に関する経験も乏しかったので、端的に組織の課題がどこにあるのかは分かりませんでしたが、皆が言うほど大きな問題には感じていませんでした。

その姿勢が表に出たのか、組織の中で私は孤立していきました。会社を辞めない人間が組織の中で孤立するというのは変な話かもしれませんが、事実、そのような状況になっていきました。

間違っていないなら、とことん貫く

会社に対して愛着や忠誠を出すことでまわりからは「出世欲の塊」のように見られていましたが、私はそんな声を気にすることなく過ごしていました。

入社してから5年目を迎える頃、大口の顧客をまかされ、新規のプロジェクトにも関わらせてもらえるようになりました。会社内で孤立はしていましたが、経営層からの信頼は厚くなっていたのだと思います。

同僚からはサポートしてもらえなかったり、飲み会にも誘ってもらえなかったりと社内では非常に逆境の立場でしたが、「今やるべきは会社の不満を表に出すことではなく、お客さまのほうを向くことだ」と、迷いはありませんでした。

入社して6、7年ほど経つころ、会社が大きく変わりました。経営者が変わったこともありましたが、人事制度や業務面でのシステム導入など、これまでまわりから不満として挙がっていた側面が急速に改善されていきました。

私もその流れに乗り、二段飛ばしの出世をします。同期社員と比べると営業スキルが高かったこと、会社の方向性にフィットできる人材として評価を得ていた点が良かったのではないかと思っています。

特に何かあると会社のせいにしていた同期との差は歴然としており、「すべてを顧客のために」という姿勢を貫いたことが、この結果に導いてくれたと感じています。また、この後入社してくる社員の多くは顧客志向の強い人が占めるようになり、これまでになかった飲み会や相談事を受ける機会が増えました。

信じることを、シンプルにやり続けるだけ

入社して15年が経つ頃、損保に関わる仕事よりも組織構築に興味が湧くようになり転職することになります。営業職から人事職への転職は難しいのかなかなか内定が出ず、「営業職なら採用できるのですが・・・」という相談も受けていました。

そんな状況の中、面接に臨み、入社することになる企業の役員の方に、「○○会社って離職率が高いことで有名でしたよね? なぜ、辞めなかったのですか?」という質問を受けました。その際に、上記に書いたこと、今の社内の様子、そして私自身の見解を述べたところ、まさにその会社が同じような状況下にあり、なんとか組織を変えたいと考えているということでした。

運もあったとは思いますが、逆境下で自分の信じたことをやったことで転職が成功し、入社後の組織再編プロジェクトも成功させ、40代後半で管理部門の執行役員まで務めることができました。

逆境下で皆さんは何を信じるでしょうか? そのシンプルに信じるものが、あなたのキャリアを支えてくれるかもしれません。

【 本記事の読者にはこちらもお薦めです 】
不確実性と直観に学ぶ、これからの仕事選び
「キャリア」に変化が押し寄せている今、仕事を選ぶための「軸」をご紹介します。

企業からオファーが届く無料サービス。
非公開求人や面接確約オファーなどの
求人情報が届くこともあります。
キャリアの可能性を広げる
スカウトサービス
スカウトサービス
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
BOOK MARK

いいね!していただくと
最新記事をお届けします。

コメントを送る

関連する記事

テーマ一覧を見る

タグ

タグ一覧を見る