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エグゼクティブに聞く、30代で差がつく学習術

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エグゼクティブはどのようなことに興味をもち、日々どのようなことを学習しているのでしょうか。今回は20代から上昇意識をもち、30代でエグゼクティブの仲間入りを果たした今井さんに「学習術」をテーマに寄稿していただきました。

PROFILE

今井征吉
今井征吉
(インテリジェンス i-common登録)
横浜国立大学大学院修了。ドイツ・アメリカで勤務。IT企業で新規事業開発、事業再生、マーケティングを担当。その後、国内化学品メーカーにて事業再生、社内インフラの再構築マネジメントなどを手がけ、電商戦略研究所を設立。現在、専門商社やWebマーケティング会社、海外コンサルティング企業、税理士法人、メーカーなどの支援に従事

本稿をご覧いただいている読者の方は、何らかの自己投資を行っている方が大半ではないでしょうか。ある程度社会的に成功しているポジションの方は、何らかの自己投資を行っている場合が大半だとするデータも頻繁に目にします。今回はその日々の努力をより建設的なものとするために、これまでの私の体験をお伝えできればと思います。

30代で差をつけたのは、長期的視点に立った学習

20代の頃の私は上昇志向が強く、仕事に関する書籍やノウハウ、果ては効率的な学習法のための学習という本末転倒的な学習までしていました。そして、そのことで得られた結果は散々なものだったと言えるでしょう。当時の私は「できる社員」ではなく、「できそうな社員」に留まっていました。

ところが30代を過ぎると、何かが変わったわけでもないのに急に結果がついてくるようになりました。学習面で大きな変化がないなかで、「どうして?」と思い、同僚の学習内容を聞いてまわり、「もしかしてこれかもしれない」という原因がわかりました。「同僚が学習している内容や読んでいる書籍・雑誌などは一定の偏りが存在していた」のです。

同僚の学習内容は現状の課題に役に立つものと中期的な知識の資産形成に役立つものが多く、長期的な視点で取り組んでいるものがほとんど見られませんでした。逆に20代の私の学習は長期的なものを中心に行っており、短期的・中期的に効果を得るには関連が薄いものが多かったのです。これが逆に30代での躍進につながったのではないかと考えています。

重視すべきは、ゴールまでの距離に合わせた学習

学習を深掘りする前に長距離用、中距離用、短距離用とカテゴリー分けをして、各学習に一定の定義づけをしたいと思います。長距離用は10年近い時間を経てビジネスに役立つもの。中期的な学習は3年から5年程度のなかで役立つもの。そして、短距離用は年度内から3年以内くらいに効果を生ずる学習とします。

日々業務に取り組むなかで最も重要な学習はすぐに効果を発揮する短距離用のものです。もちろん短距離用が中・長期にまったく効果がないとは思いません。しかし、古書店で見つかるような古くから体系化されたものは販売当時の売価よりも値上がりしているものもあり、時代を超えて読み継がれるものもたくさんあります。そして、長距離用の学習を行った場合は効果がロングテールになることが多い傾向があります。実際、一貫したプロモーションに定評がある担当者に聞いたところ、「この一冊」というお気に入りのものを所有していました。それは出版年度が古いものか、改訂を何度も繰り返して発刊されたものでした。

短距離用・中距離用の学習ももちろん必要ですので、各距離にあわせた学習を相互的にやることが一番だというのが私の結論です。学習の配分は環境にもよるので一概には言えません。職種や就労する企業によってもニーズに違いがあるでしょう。ただ個人的な感覚値ですが、長距離用の学習に取り組んでいる方は意外と少ないという印象です。例えば、英語などの語学は、実際は中距離か、短距離用の場合が多いのはないでしょうか。駐在や既存顧客用に学習するとすればせいぜい1〜2年後以内には効果を生じる必要があるからです。

「この人にまかせたい」を増やしていくための学習を

役職を獲得し上昇するには、「この人にまかせたい」と思ってもらえる他との違いが必要です。同じ知識を有して、同じ発想をするのであれば別の方でもいいのです。ポジションは上に上がるほど数が限られてきます。そうすると他の人が知らないこと、しないような発想ができることが差別化につながります。

長距離の学習は、効果が目に見えにくく時間がかかり、どうしても途中でくじけてしまうこともあります。しかし、「この人にまかせたい」という気持ちをもってもらうためには、たとえすぐに結果につながらなかったとしても人と違う内容を実践することが重要です。「すぐには役に立たない学習が他者との差別化につながり、後々効果がある」というのが今回の提案です。

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