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エグゼクティブはなぜ、ビジネスコーチをつけるのか

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エグゼクティブはなぜ、ビジネスコーチをつけるのか。その価値について、実際にビジネスコーチをつけ、スキルアップを経験した元消費財メーカーマーケティング部部長(40代)の方に「コーチの価値」について、寄稿していただきました。

PROFILE

元消費財メーカーマーケティング部部長(40代)
元消費財メーカーマーケティング部部長(40代)
パーソルキャリア i-common登録
某外資系ソフトウェア会社Eコマース事業立ち上げ。その後、消費財メーカーのデジタルマーケティング部部長を経て、現在はグロースハッカーとして活躍

ビジネスパーソンは孤独である

マネジメント層になったときにはあまり気になりませんでしたが、経営者になってから気がついたことがあります。それは「誰もアドバイスをしてくれない」ということです。

「誰も」というのは極端な言い方ですが、従業員として勤務していた時とは大きく異なります。近くで業務を見てくれている人がいなくなり、自分が間違っていることや足りないものについての客観的な意識が薄れてしまったのは間違いありません。

そこで熟慮の末にたどり着いた答えが、「ビジネスコーチング」という選択肢でした。自分をより正確に客観視するために、自分の足りない穴を埋めるためには正しい選択だったと思っています。

ビジネスコーチングから得られるものとは

では、なぜビジネスコーチングだったのかーー。

もともと私は、法学の勉強をしていた関係で、周囲には司法試験など資格試験や公務員を目指す友人が多く、彼らは司法試験予備校や公務員試験予備校に通っていました。聞くところによれば、予備校に通う理由は合格者のほとんどの方が通っていたからということでした。難関の試験であればあるほど、学習効率が求められるからだと思われます。

「これはビジネスにおけるスキルの育成についても同じことが言えるのではないか」と考えたのが、ビジネスコーチングを受けることにした大きな理由です。独学を否定するものではありませんが、私はそれほど要領の良い方ではないという自覚があり、プロであるコーチのノウハウをいただくのが最も私に合っていると考えたのです。

明確に異なる、学習との違い

私はもともとパソコンにそれほど慣れていたわけではなく、パワーポイントを初めて触ったときはどうしてよいか分からず困惑してしまうようなレベルでした。そこでパソコンのスキルに関してはなるべく具体的に必要な作業の専門家を、語学に関しても必要な分野の専門家に依頼をしました。

単に英会話ということではなく、海外で営業を行うときのための英会話が必要、といった具体的な内容でお願いしていました。これが学習塾など教育機関とコーチングの、形式面での大きな違いではないかと思います。対象となる業種や商材を設定するといったことは通常困難ですが、こうした細かいニーズに対応できるのが、私には大きなメリットです。

他にももっと幅広くコーチングを受けていた方もいました。こちらの方が、本来のビジネスコーチングのイメージに近いものだと思われます。

現在は、私が逆にコーチに近い立場で人とお付き合いをさせていただくケースもありますが、コーチである私にとってもビジネスコーチングは必要だと考えています。私自身もより客観的な視点が欲しいということ、細分化された現代の中で多くの分野を深く知ることは非効率だからです。

すべてにおいて孤軍奮闘する必要は、どこにもありません。できないこと、苦手なことで改善がどうしても必要なら、今後は他の人の力を借りるつもりでいます。私でいえば、IT、AI(人工知能)、データサイエンスなどの分野です。

ビジネスコーチの価値とは

もう少し、実際に私が受けてきたビジネスコーチングの事例をお話ししたいと思います。

私が行っている業務を端的に定義すると、各企業のデジタルマーケティング戦略のサポートです。経営や現場に近いところで行う場合も少なくありません。しかし、私のキャリアで全領域をカバーするのは不可能なこと。そのため、私が受講している、あるいはしてきたコーチングは、デジタルマーケティングをさらに細分化したものです。

一例を挙げるならば、デジタルマーケティングはデザインとも密接に関係しています。しかし、私はデザインを専門的に勉強したこともなければ、良し悪しの判断についても限界があります。そのため、日ごろから感覚を磨けるようにその道のスペシャリストに指導を仰いでいます。ページのデザイン構成はどのようなものが好ましいのか、UXやUIはどうかといった知見が必要です。

Eコマースのサポートを行う際には、商品のデザイン性やパッケージなどについても高度な知識とセンスが求められます。先にもお話したように私は法学を主専門としてデザインの学習経験やノウハウは持っていません。だからこそ、市場ではどのような商品が、どのようなプロセス、マーケティングで作られているかについて指導を受けています。

少なくとも私に関して言えば、ビジネスコーチをつけず、独学で対処していたら今よりもっと低いスキルにとどまっていたと思います。実際に市場に足を運んで、「この商品の差別化はここがダメ、ここが良い」といった極めて実践的なことも、コーチングを行っていないと具体的な指摘ができなかったと思います。

こういった訓練の場を定期的に受けられるのはビジネスコーチの大きな価値であり、存在意義だと感じています。

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